小児版 臓器提供ハンドブック
- 定価 2,860円(税込)
- 監修:荒木 尚(厚労科研研究班 主任研究者)
- B5・116ページ・並製
- 発行年月:2021年07月
- ISBN 978-4-86719-021-0
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
子どもの脳死下臓器提供
――大切な想いを、確かに叶えるために――
◎重症患児の搬入から、家族への病状説明と意思決定のサポート、そして臓器摘出術後の対応まで、小児例における脳死下臓器提供のプロセスに沿って、シーン別にポイントを解説。
◎提供施設の目線で書かれているから、実際の現場でやるべきことやその工程、ピットフォールがわかりやすい。
◎回復の見込みの評価や判断、悲嘆する家族へのケア、被虐待児の除外など、小児事例特有の要素にも焦点を当てて丁寧に。
◎シーンごとに、オールカラーのマンガページを挿入。マンガ部分だけを読めば、患児搬入から臓器提供に至る時系列がストーリーに沿って理解できる。
子どものいのちと家族の決断
希望を広げて、想いをつなげよう
【関連書籍】
成人版の脳死下臓器提供に関するハンドブックはこちら
『臓器提供ハンドブック;終末期から臓器の提供まで』
(監修:横田裕行、発行:2019年10月、価格:2,600円+税)
【参考資料】
本書内で紹介されている「タイムテーブル」はこちらからご覧いただけます
【参考】脳死下臓器提供に関する院内用タイムテーブルの例
※リンクをクリックするとPDFが開きます。適宜拡大等してご覧ください
Ⅰ章 シーン別解説
シーン0 院内体制の構築
シーン1 小児の急性期重症患者とその家族の支援
シーン2 回復が見込めない小児患者の把握
シーン3 回復が見込めない病状の説明と家族対応
シーン4 NWCo,都道府県Co との連携
シーン5 脳死とされうる状態の判断
シーン6 被虐待児の除外
シーン7 家族への情報提供
シーン8‒1 小児における法的脳死判定
シーン8‒2 小児における脳波検査
シーン8‒3 小児における無呼吸テスト
シーン9 臓器摘出の準備から摘出術まで
シーン10 摘出術後の看取りと家族支援
シーン11 臓器提供終了後
Ⅱ章 小児例でとくに重要な知識・視点
1 小児の終末期に関する現状・課題
2 小児の脳死下臓器提供における看護師の役割
3 小児の脳死下臓器提供における医療ソーシャルワーカーの役割
4 臓器提供に関する院内教育とチームづくり
5 小児における法的脳死判定に関する補足事項
6 いのちに向き合う中学・高校・大学の授業
7 移植医療に向き合った家族の立場から