ソーシャルワークの理論と方法(専門)

ソーシャルワークの理論と方法(専門)

  • 定価 3,300円(税込)
  • 編集:新・精神保健福祉士養成セミナー編集委員会
  • B5・328ページ・並製
  • 発行年月:2023年01月
  • ISBN 978-4-86719-050-0
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

近年,精神保健福祉士に求められる役割や社会的期待は拡大している。精神疾患に
よって医療を受けている者や日常生活や社会生活に支援を必要とする者,潜在的に精
神保健の課題がある者,それだけでなく国民全体が対象者になり得るといわれ,精神
保健福祉士の配置・就労状況も,医療,福祉,保健分野から,教育,司法,産業・労
働分野へと広がっている。
新しいカリキュラムは,このような社会的要請に的確に対応できる精神保健福祉士
の養成を期待するものであり,科目が見直され,再構成された。
本書の編纂に際しては,新しい教育内容に対応することはもちろんのことである
が,精神保健福祉士が国家資格化以前から積み上げてきた歴史的経緯を踏まえ,先達
の熱き志を顧み,時代が変わっても揺らぐことのない精神保健福祉士のもつべき理念
を継承していくことを念頭に置いた。(刊行にあたってより)

第1章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの概要
Ⅰ ソーシャルワークの構成要素
Ⅱ ソーシャルワークの展開過程
Ⅲ 精神保健福祉分野のソーシャルワークの基本的視点

第2章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの過程
Ⅰ 援助関係の形成と技法
Ⅱ 面接技術とその応用
Ⅲ インテーク
Ⅳ アセスメント
Ⅴ アウトリーチ
Ⅵ 支援の展開(人、環境へのアプローチ) 事例分析
Ⅶ 支援の展開(グループワークを活用した支援)
Ⅷ ケアマネジメント

第3章 精神保健福祉分野における家族支援の実際
Ⅰ 精神障害者家族の課題
Ⅱ 家族理解の変遷
Ⅲ 家族支援の方法

第4章 多職種連携・多機関連携(チームアプローチ)
Ⅰ 連携の意義と目的
Ⅱ 多職種連携・多機関連携の留意点
Ⅲ チームビルディング
Ⅳ チームの形態と特徴
Ⅴ 連携における精神保健福祉士の役割
Ⅵ 多職種連携・多機関連携(チームアプローチ)の実際(事例分析)

第5章 ソーシャルアドミニストレーションの展開方法
Ⅰ ソーシャルアドミニストレーションの概念とその意義
Ⅱ 組織と精神保健福祉士の関係性
Ⅲ 組織介入・組織改善の実践モデル
Ⅳ 組織運営管理の実際

第6章 コミュニティワーク
Ⅰ 精神保健福祉分野におけるコミュニティワークの意義
Ⅱ 地域における精神保健福祉の向上

第7章 個別支援からソーシャルアクションへの展開
Ⅰ 基本的視点
Ⅱ 個別支援から地域における体制整備
Ⅲ 政策提言・政策展開
Ⅳ 精神障害者の地域移行・地域定着にかかわる展開(事例分析)

第8章  精神保健福祉分野のスーパービジョンとコンサルテーション
Ⅰ スーパービジョン
Ⅱ コンサルテーション

第9章 関連分野における精神保健福祉士の実践展開
Ⅰ 学校・教育分野
Ⅱ 産業分野
Ⅲ 司法分野
Ⅳ その他

関連書籍

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  • 精神医学と精神医療
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