改訂 ドクターヘリ

改訂 ドクターヘリ

救急医療用ヘリコプターの現状と救命医療システムのこれからを考える

  • 定価 6,600円(税込)
  • 著:小濱 啓次(川崎医科大学名誉教授・日本航空医療学会監事)
  • 2版・B5・308ページ・並製
  • 発行年月:2025年01月
  • ISBN 978-4-86719-099-9
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

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改訂 ドクターヘリ ~救急医療用ヘリコプターの現状と救命医療システムのこれからを考える【電子版】
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初版の『ドクターヘリ』が2003年に刊行されてから20年が経過した。その間に、国の法律である「救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法」が成立・施行され、また航空法施行規則第176条(捜索又は救助のための特例)にドクターヘリが加えられるなど、ドクターヘリは救急医療において欠かせない存在となった。現在では、全国でドクターヘリの運航が年間3万件、安全に、円滑に行われ、多くの命が救われている。
本書は、ドクターヘリの歴史と現状、そしてこれからの救命医療システムについて、わが国にドクターヘリを導入した第一人者である著者がまとめた渾身の一冊である。

はじめに

第1章 ドクターヘリの歴史

Ⅰ.総 論
1 ドクターヘリの始まり
2 日本の救急医療体制とドクターヘリ
Ⅱ.各 論
1 ドクターヘリの導入に関与された個人
2 ドクターヘリ運航の始まり
3 ドクターヘリ運航に関係した団体,省庁,学会等
まとめ
Ⅲ.ドクターヘリ創設の流れ

第2章 ドクターヘリの基本とその運営

1 ドクターヘリとは
2 ドクターヘリの効果
3 ドクターヘリと消防防災ヘリ
4 ドクターヘリの運営
5 ドクターヘリ運営の実際

第3章 ドクターヘリ運航に関連する法律

Ⅰ.総 論
Ⅱ.各 論
1 航空法と航空法施行規則
2 ドクターヘリ特別措置法

第4章 ヘリコプターの構造と機能

1 ヘリコプターの概要
2 ヘリコプターの飛行原理
3 ヘリコプターの構造と機能
4 ヘリコプターの性能と特性

第5章 航空医学(Aviation Medicine)

1 ドクターヘリが高空を飛ぶことによって生じる環境変化
2 ヘリコプターの飛行に伴う損傷の防止
3 飛行によって生じる各臓器器官の変化
まとめ

第6章 事故の予防(ヒヤリ・ハット)

Ⅰ.総 論
Ⅱ.各 論
1 ヒヤリ・ハット,インシデント事例について
2 アクシデント事例:ハードランディングによる機体損傷

第7章 諸外国におけるドクターヘリの現状

1 ドイツ
2 スイス
3 フランス
4 イギリス
5 アメリカ
6 オーストラリア
7 国際航空医療学会(International Society of Aeromedical Services;AIRMED)

第8章 ドクターヘリと救急医療体制

1 救急医療(診療)体制の始まり
2 救急医療体制にドクターヘリを導入する目的と始まり
3 新しい救急医療体制の構築
4 わが国の救急医療体制の流れ
5 今後の救急医療体制のあり方

第9章 ドクターヘリと災害医療

1 災害におけるドクターヘリの必要性
2 災害時におけるドクターヘリの運航について
3 災害医療に関連する法律
4 過去の災害におけるヘリコプターの医療としての運用

第10章 ドクターヘリとへき地・離島医療

1 へき地・離島になぜドクターヘリが必要なのか
2 へき地・離島医療の現状
3 へき地・離島対策はいかにあるべきか
4 へき地・離島医療に関連する法律,省令

第11章 ドクターヘリの現状と今後のあり方

1 ドクターヘリの現状
2 ドクターヘリの今後のあり方

日本航空医療学会について

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