緊急度判定支援システム JTAS2023

緊急度判定支援システム JTAS2023

  • 定価 3,800円(税込)
  • 監修:日本救急医学会,日本救急看護学会,日本小児救急医学会,日本臨床救急医学会,日本在宅救急医学会
  • 発行年月:2024年08月
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

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【JTASとは】
院内トリアージは,トリアージナースと呼ばれるスキルの高い看護師によって行われています。その判定を客観的,体系的に支援するツールがJTAS(緊急度判定支援システム;ジェータス)です。

【改訂について】
JTAS(Japan Triage and Acuity Scale)は,カナダで開発された「救急患者緊急度判定支援システム」であるCTAS(Canadian Triage and Acuity Scale)をベースに2012年に開発されました。当時の診療報酬の算定要件として院内トリアージの標準的な指標として採用され,その普及にあたり,多くの医療関係者によって教育活動がなされました。その後,社会状況,医療体制の変化を鑑み,改訂を行い,2017年にJTAS2017を公開しました。
各医療機関でJTASが広く活用されるようになりましたが,2019年に始まった新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより,需要と供給のバランスが崩壊するなど医療は大きな影響を受けました。このことは,緊急度判定のあり方を再考する貴重な機会でもありました。
今回のJTAS2023では,このような状況もふまえ,新たに新興感染症(COVID-19)や高齢者,脳死とされうる状況,虐待,被ばくなどを追加しました。JTAS2023は新たな局面を迎えており,世界的にみても高齢化先進国であるわが国の緊急度判定支援システムが,社会のセーフティネットとして機能することが求められています。

【JTAS2023の概要】
トリアージナースは患者の外観(皮膚の色調,外傷の程度など)やバイタルサインなどの他各所見や来院までの健康状態の情報を念頭におき,JTASに基づく緊急度をそれぞれの患者に割り当てることができます。JTAS2023の来院時症候リストは,168の症候を含む17の項目から構成されています。この症候リストは成人と小児同じ配列であり,病院の外来を訪れた患者の年齢によって使い分け,緊急度が判定できます。来院時症候リストは,来院時の症状または来院理由を標準化するものです。緊急度のレベルは5段階となっており,レベル1は蘇生,レベル2は緊急,レベル3は準緊急,レベル4は低緊急,レベル5は非緊急に区分されています。ただし,緊急度判定は患者評価の過程であり,定規の目盛のようなものではないことに留意してください。

【画面サンプル】

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関連書籍

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  • 緊急度判定支援システム JTAS2017 ※販売終了
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