ホームヘルプ研修テキスト 精神障害者の自立をどう支えるか 【売り切れ】

ホームヘルプ研修テキスト 精神障害者の自立をどう支えるか 【売り切れ】

精神障害者の理解と居宅生活支援(ホームヘルプ)

  • 定価 2,860円(税込)
  • 編集:精神保健福祉普及啓発研究会
  • B5・176ページ・並製
  • 発行年月:2006年07月
  • ISBN 978-4-89269-557-5
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

本書は、旧版 『精神障害者ホームヘルパー講習テキスト』 の理念・主内容を引き継ぎつつ、2005年11月に公布された障害者自立支援法に基づくホームヘルパー研修用テキストとして新たに企画・編纂したものである。そのため、一部執筆者については新たな陣容に改めるとともに、随所で提示している具体事例については、臨場感等も考慮して極力直近のヘルパー体験等に基づく事例に差し替えた。

I 精神障害をもつ人の今

1/地域で生活し続ける“困難”と“生きづらさ”について

支援開始時の障害者の状態/障害の基盤にある「敏感さ」と「気遣いのしすぎ」/特徴的な陰性症状―「気力が出ない」「おっくう」「根気が続かない」/知的障害と精神障害の違い/薬の副作用が症状のようにみえることも/波を打ちながら進む回復過程/障害と複合するさまざまな困難

II 精神障害者のよりよい理解のために

1/精神障害とはどのような病気か

1-1統合失調症
1-2気分障害
1-3薬物・アルコール依存症
1-4ストレス関連障害
1-5器質性精神障害
1-6てんかん
1-7その他の精神障害

2/精神障害者にはどのような症状が起こりやすいか

精神症状と状態像/神経心理学的症状(失語・失行・失認)

3/精神障害者はどのような治療を受けているか

身体療法/精神療法/環境療法

4/精神障害者の「生活のしづらさ」とは

障害の構造的理解/国際生活機能分類(ICF)の提案/精神障害の特性である 「生活障害」とは/「生活のしづらさ」という呼称への転換/「生活のしづらさ」 を考える視点

5/精神障害者の家族の心理

家族のおかれている状況/精神障害者の家族の心理状態の変化/家族に対する援助/まとめ
III 地域にある精神障害者の自立を支えるために

1/精神障害をもつ人とどう接するか

かかわり方のポイント/コミュニケーションのとり方

2/精神障害をもつ人の日常生活への支援

食事の準備・後片づけ/部屋の掃除・整理整頓/身体の清潔・身だしなみ/買い物/金銭管理/服薬と通院/近隣との関係づくり/社会的手続き/文化的社会活動への参加/緊急時の対応

3/精神障害者を支える地域ケアネットワーク

精神保健福祉士/保健師および精神保健福祉相談員

4/精神障害者のケアマネジメント

ケアマネジメントの仕組み/ケアマネジメントの実例/ケアマネジメントの適用と対象/ケアマネジメントの意義/ケアマネジメントの留意点

5/障害者自立支援法と精神障害者支援のこれから

障害者自立支援法による改革のねらい/障害者自立支援法のあらまし/精神障害者社会復帰施設・居宅生活支援事業等の新体系への移行

解説/障害者自立支援法における居宅生活支援(ホームヘルプ)の位置づけ

障害者自立支援法における福祉サービス/障害福祉サービスの利用方法/障害者自立支援法の概要と居宅生活支援の位置づけ
IV 精神障害者の権利擁護のために

1/精神障害者権利擁護システム

権利が侵害されやすい精神障害者/根深い偏見と社会的不利/権利擁護と権利保護/ホームヘルプ人権/精神障害者の権利擁護/日本における権利擁護制度

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