キャリーオーバーと成育医療【売り切れ】
小児難治性疾患患者の日常生活向上のために
- 定価 3,960円(税込)
- 監修:松下 竹次
- 編集:駒松 仁子
- B5・232ページ・並製
- 発行年月:2008年11月
- ISBN 978-4-89269-630-5
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
大好評をいただきました月刊「小児看護」の2005年8月臨時増刊号の書籍化です。書籍化に際し、内容の見直しや最新の知見の収載、加筆修正を行っております。本書は、小児難治性疾患患者のQOLを満たすために、医師、看護師、保育士、教師、臨床心理士、ソーシャルワーカーなど、さまざまな人々がよりよい連携のもとに各々の役割を果たす一助となる一冊です。
I 総 論
キャリーオーバーと成育医療,そして成育看護/青年期と慢性期/青年期の対人関係/生活史的時間のなかの病い;慢性疾患の社会学からみたキャリーオーバーの経験
II キャリーオーバーが問題となる主な疾患
極低出生体重児/胆道閉塞症の長期経過/先天性心疾患/川崎病(既往成人例への対応)/白血病患児の小児期を越えてのケア/小児固形腫瘍/造血幹細胞移植後の患者/小児炎症性腸疾患/1型糖尿病/副腎疾患・性腺機能低下症/慢性腎疾患/気管支喘息/小児リウマチ性疾患/HIV母子感染後/てんかん/脳性麻痺
III キャリーオーバーした人の心理社会的支援
小児がんキャリーオーバー患者の進路/子ども時代の健康障害に関連した医療PTSDとその予防的介入/キャリーオーバーした「障害者のきょうだい」への支援
IVキャリーオーバーした人の成育看護
先天性心疾患をもちキャリーオーバーする人の成育看護/二分脊椎でキャリーオーバーした人の成育看護;小児期からの継続的ケアに焦点をあてて/小児がんでキャリーオーバーした人の成育看護/1型糖尿病でキャリーオーバーした人の成育看護/慢性腎疾患でキャリーオーバーした人の諸問題と看護/国立成育医療センターにおけるキャリーオーバー患者に対する看護の実践と今後の課題/透析療法が必要でキャリーオーバーする人の看護/遺伝的課題をもつ人々のケア;キャリーオーバーという観点に焦点をあてて/キャリーオーバーと看護教育
V キャリーオーバーした当事者の体験に学ぶ
1型糖尿病とともに歩んだ30年/川崎病の後遺症をかかえて
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