やさしく読める 脳・神経の基礎知識
- 定価 3,080円(税込)
- 著:浦崎 永一郎
- B5・326ページ・並製
- 発行年月:2013年02月
- ISBN 978-4-89269-792-0
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
本書は、ドクターを囲んで、新人ナース、2年目ナース、主任ナース、研修医が参加する院内の勉強会を想定し、「脳・神経の基礎知識」(67項目)をわかりやすくまとめたもので、会話体で読みやすく、理解がしやすいのが特徴です。
「知識」は「レベル1」(ここは基本)~「レベル6」(もっと知りたければここを読む)までとレベルづけをして整理され、初学者はレベル1と2をまず読みすすめていけば、脳・神経の大まかな知識を得ることができます。その後、もっと詳しく知るために、徐々にレベルを上げて読んでいけば、脳神経の基礎知識をしっかりと学ぶことできます。
ナースだけでなく、看護学生・医学生・研修医までお薦めの一冊です。
第1 回目は,脳の病変部位と特徴的な症状についての話ではじまります。
1脳の症状について
しばらくは,‘身体の運動を司る場所’前頭葉の話がつづきます。
2前頭葉の話
3脳病変による眼球の向き
4中心前回の可塑性
5失語について
6前頭前野について
7補足運動野について
‘失語’について,‘記憶’について,最後に‘情動’について…側頭葉の知識です。
8側頭葉の話
9さまざまな失語
10内言語
11失語理解のポイント
12側頭葉と記憶
13コルサコフ症候群
14扁桃体
15扁桃体の働き,顔の認識
‘自分のからだと空間を知る’頭頂葉の話です。
16頭頂葉についての話 ─1回目
17頭頂葉についての話 ─2回目
18頭頂葉についての話 ─3回目
19右頭頂葉の話
20病態失認,身体失認
‘視覚情報を司る’後頭葉の話です。
21後頭葉
22 「 なに」と「どこ」
‘主に運動の制御を司る’小脳の話に入ります。
23小 脳
24小脳失調
25小脳のまとめ
ややこしくてできれば飛ばしてしまいたいでしょうけど…。
26大脳基底核の働き
27基底核疾患
28DBSについて
「脳神経」って,いっぱいあるから覚えるのがたいへん!なんて,言わずに…。
29脳神経 について,嗅神経(第I脳神経)
30視神経(第II脳神経)
31動眼神経(第III脳神経),滑車神経(第IV脳神経),外転神経(第VI脳神経)
32三叉神経(第V脳神経)
33顔面神経(第VII脳神経)
34聴神経(=内耳神経)(第VIII脳神経)
35聴神経の脳外科関連疾患
36舌咽神経(第IX脳神経),迷走神経(第X脳神経)
37副神経(第XI脳神経)と舌下神経(第XII脳神経),有名な症候群
いよいよ佳境。脳の中心部の話がはじまります。
38間脳と脳幹部
39視床下部,下垂体
40脳幹部
‘意識’‘意識障害’‘脳死’‘せん妄’‘認知症’…興味深いテーマがつづきます。
41意 識
42意識を捉える
43意識障害
44脳 死
45せん妄と認知症
‘脊髄’‘脊椎’…脳外科でももちろん重要なテーマです。
46脊髄・脊椎
47脊椎の仕組み
48脊髄・脊椎疾患のみかた
49脊髄高位診断
50脊髄と脊椎の関係
51脊髄と呼吸
52脊髄高位診断の整理
‘痛み一般の話’から‘脊髄・脊椎疾患に伴う痛み’まで。
53痛みのこと
54痛みの理解に必要な知識
55痛みの外科治療
締めくくりは,脳血管「超入門講座」と髄液循環です。
56脳の血管
57前大脳動脈と中大脳動脈
58椎骨脳底動脈
59脳卒中を見逃さない
60くも膜下出血
61破裂していない脳動脈瘤
62脳出血と脳梗塞
63脳出血と外科治療
64高血圧が関与しない脳出血
65脳梗塞
66ラクナ脳梗塞と脳塞栓
67髄液循環
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