特定行為
- 定価 2,200円(税込)
- 編著:安田 康晴(広島国際大学保健医療学部教授)
- 医学監修:畑中 哲生(救急救命九州研修所教授)
- 医学監修:田邉 晴山(救急救命東京研修所教授)
- A4・80ページ・並製
- 発行年月:2015年12月
- ISBN 978-4-89269-845-3
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
特定行為について救急現場で迅速かつ的確に行えるよう、イラストや写真を多く取り入れわかりやすく解説。特定行為を行う救急救命士はもちろんのことであるが、資器材の準備や関係者への説明など、特定行為に対する知識や理解を必要とする救急隊員にとっても有用な一冊。
はじめに
Ⅰ 救急救命処置と特定行為
A 救急救命処置とは
B 特定行為とは
C 包括的指示と具体的指示
Ⅱ 声門上気道デバイスを用いた気道確保
A 声門上気道デバイスの種類と使用上の注意点
1.声門上気道デバイス挿入の注意点
2.人工呼吸器へ接続する時の注意点
B ラリンゲアルマスク
1.注意点
2.ラリンゲアルマスク挿入の手順
C i-gel
1.注意点
2.i-gel 挿入の手順
D ラリンゲルチューブ®
1.注意点
2.ラリンゲルチューブ®挿入の手順
E コンビチューブ®
1.注意点
2.コンビチューブ®挿入の手順
F スミウェイWB®
1.注意点
2.スミウェイWB®挿入の手順
Ⅲ 気管内チューブによる気道確保
A 気管挿管
1.気管挿管の適応
2.気管挿管の合併症
3.人口呼吸器へ接続する時の注意点
4.気管挿管の手順
B ビデオ硬性喉頭鏡による気管挿管
1.エアウェイスコープ®
2.エアトラック®(AIRTRAQ®)
Ⅳ 静脈路確保
A 輸液回路の準備
1.静脈路確保に必要な器材
2.輸液の温度管理
3.輸液回路準備の手順
B 静脈路確保
1.目的と適応
2.穿刺・確保する静脈
3.穿刺静脈の特徴と注意点
4.穿刺・確保する静脈の選択
5.駆血のタイミングと駆血帯の装着方法
6.穿刺時の注意点
7.静脈可視化装置
8.静脈路確保の確認
9.静脈路確保後の注意点
10.輸液バッグの保持
11.輸液量の算出
12.各種病態に対する輸液量と目標とする血圧
13.静脈路確保の手順
Ⅴ 薬剤投与
A 心停止傷病者へのアドレナリン投与
1.目 的
2.適 応
3.アドレナリンの薬理作用
4.アドレナリン製剤
5.アドレナリンによる合併症
6.アドレナリンの保存と管理
7.アドレナリン投与の手順
B ブドウ糖溶液の投与
1.目 的
2.適 応
3.50%ブドウ糖注射液
4.50%ブドウ糖注射液による合併症
5.ブドウ糖溶液投与の注意点
6.ブドウ糖溶液の投与の手順
おわりに
付録 チェックシート