フライトナースハンドブック
救急現場での活動と搬送のために
- 定価 3,300円(税込)
- 監修:日本航空医療学会
- 編集:日本航空医療学会フライトナースハンドブック編集委員会
- 1版・A4・146ページ・並製
- 発行年月:2017年01月
- ISBN 978-4-89269-899-6
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
病院前の救急医療体制にドクターヘリはいまや欠かせない存在となり、医師とともに救急現場に出動するフライトナースの役割も大きなものとなっている。本書は、現場での患者の観察やアセスメント、搬送上のポイントを具体的な事例に則してまとめ、フライトナースとして実践している看護師をはじめ、フライトナースを目指す看護師にも活用いただける内容となっている。
第1章 フライトナース概論
Ⅰ フライトナースとは
Ⅱ フライトナースの業務
1 救急現場での活動と現場からの搬送
2 特殊な状況での現場活動
3 病院間搬送
Ⅲ フライトナースに必要な管理
1 管 理
2 安全管理
3 医薬品の管理
4 輸血の管理
Ⅳ 看護倫理,倫理的配慮
Ⅴ フライトナースのメンタルヘルス
1 惨事ストレスとは
2 当施設(埼玉県)における惨事ストレスケア対策
3 まとめ
Ⅵ フライトナースに求められる能力と教育
1 フライトナースラダー
2 フライトナース実務評価表
第2章 現場での患者の観察とアセスメント
Ⅰ 内因性症状
1 意識障害
2 胸 痛
3 頭 痛
4 ショック
5 呼吸困難,呼吸不全
6 構音障害
Ⅱ 外因性疾患
1 外因性疾患とは
2 頭部外傷
3 胸部外傷
4 腹部外傷
5 脊椎・脊髄損傷
6 四肢・骨盤外傷
Ⅲ 中毒,環境障害,その他
1 中 毒
2 低体温症
3 減圧症
4 熱中症
5 熱 傷
6 溺 水
Ⅳ 小児患者への対応
1 小児事例における特徴
2 小児の内因性疾患
3 小児の外傷
Ⅴ 妊婦への対応
Ⅵ CPA事例
第3章 特殊な搬送方法・システム
Ⅰ 新生児搬送
Ⅱ 母体搬送
Ⅲ 生命維持装置を装着中の患者搬送
1 PCPS,IABP
2 人工呼吸器
3 自動胸骨圧迫システム
Ⅳ 小児患者搬送システム
Ⅴ 降雪地(寒冷地)での搬送
Ⅵ 離島搬送
Ⅶ 多数傷病者
Ⅷ 家族対応
第4章 現場およびヘリ搬送中の処置介助
Ⅰ 気管挿管
Ⅱ 輪状甲状靱帯(膜)切開
Ⅲ 胸腔ドレーン挿入
Ⅳ 電気的除細動・経皮ペーシング
1 電気的除細動
2 経皮ペーシング
Ⅴ 開 胸
Ⅵ 止血(圧迫,縫合)
Ⅶ バイタルサイン測定(血圧と体温)
Appendix 略語一覧(医療・航空)