AIS 2005 Update 2008 日本語対訳版
- 定価 19,800円(税込)
- 監訳:一般社団法人日本外傷学会
- 翻訳:日本外傷学会トラウマレジストリー検討委員会
- 1版・A4・340ページ・上製
- 発行年月:2017年03月
- ISBN 978-4-89269-903-0
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
※バージョンの違いについてご留意下さい※
外傷登録、研修会テキストとしてご購入の場合には、バージョンの違いについてご注意頂けますようお願いいたします。2019年4月より、日本外傷データバンク(JTDB)はAISについてバージョンアップした『AIS2005 Update2008』を用いることとなっております。
※「AIS 90 Update 98日本語対訳版」はこちら
AIS(Abbreviated Injury Scale)は、AAAM(Association for the Advancement of Automotive Medicine)が中心となって1976年に米国で発刊され、日本では本書の前版であるAIS 90 update 98が日本語対訳版として2003年に刊行されました。そして、日本外傷診療研究機構(JTCR)が主催するAISコーディングコースの教本として使用されるなど、日本外傷データバンク(JTDB)入力データの質向上に寄与してきました。
このたび、外傷診療の質評価においてAIS 2005 update 2008の国際的な導入が進み、米国のNational Trauma Data Bank(NTDB)もAIS 2005 update 2008に切り換えたことを鑑みて、それを日本語対訳版として刊行することといたしました。
AIS 2005 update 2008はAIS 90 update 98との対応に配慮し、臓器損傷スケールと骨折分類体系の双方に関連づけられています。また、AIS 90 update 98と比較して損傷内容の記述の精度および洗練度が上がっている一方で、平易さにも配慮されています。さらに、一側的に発現した場合よりも両側的に発現した場合の方が、生命に対する脅威や機能障害が悪化するように改善されました。前版にはない項目であるFunctional Capacity Index(FCI)も損傷後の機能障害評価ツールとして加わっています。
(本書「訳者序文」より)