【新版のお知らせ】
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“母体救命医”となってチーム医療を推進していくために
—あらゆる職種の周産期医療関係者に—
搬送患者を高次医療機関でどう救命につなげるかを約4 時間で学ぶ
「J-MELSアドバンスコース」のテキストブック
J‒MELS アドバンスコースの獲得目標
□妊産婦の危機的状況を早期に認識できる
□危機的状況にある妊婦の救命・蘇生ができる
□救急処置室で救命に必要な手技を習得できる
□危機的状況の原因を検索できる
□侵襲的処置のタイミングを判断できる
□ 各専門性を発揮できる多職種(チーム)が危機的状況下で協力し,より高度な診療が遂行できる
□危機的状況に陥った場合にすぐ救援を求められる体制を整備できる
○日本母体救命システム普及協議会(J-CIMELS)
あらゆる職種の周産期医療関係者に標準的な母体救命法を普及させるとともに,効果的な母体救命医療システムの開発とその実践を促進すること,およびこれによる妊産婦への質の高い医療の提供と周産期医療のさらなる向上を目指すために,設立されました。
〔設立団体〕
日本産婦人科医会,日本産科婦人科学会,日本周産期・新生児医学会,日本麻酔科学会,日本臨床救急医学会,京都産婦人科救急診療研究会,妊産婦死亡症例検討評価委員会
〔協賛団体〕
日本看護協会,日本助産師会,日本助産学会
『救急医学』2016年9月号 特集:母体救命;産科医とともに是非併せてご覧下さい。詳細はこちら |
Ⅰ 総 論
1.J-CIMELSの成り立ちと役割
2.妊娠分娩に関する基礎知識
3.母体急変におけるプライオリティー(優先順位)
4.周産期・新生児専門医とJ-MELS
5.初期診療(病院前含む)における教育手法
Ⅱ J-MELSアドバンスコースの実際
1.SAMコンセプトとプログラムの実際
2.Aアプローチ:系統的に診療を進めるシナリオの概要
■シナリオ1:大量出血
■シナリオ2:けいれん
■シナリオ3:心停止
■シナリオ4:胸部苦悶
3.Sスキル:習得すべき技術と知識
■1)妊産婦のABC評価
■2)Point of Care Testing(POCT)
■3)鑑別診断のための超音波検査
■4)産科危機的出血
■■(1)総 論
■■(2)経腟止血
■■(3)開腹止血
■■(4)画像下治療(IVR)
■■(5)大動脈内バルーン閉塞(IABO)
■■(6)輸血療法
■5)妊産婦の血圧管理
■6)妊産婦における心電図異常と病態
■7)妊産婦のD評価
■8)妊産婦のBLS & ALS
■9)妊婦心停止時の帝王切開
4.Mマネジメント
■1)母体救命におけるマネジメント
■2)宇宙分野におけるマネジメント
5.J-MELSベーシックコース(京都プロトコール)との連携
Ⅲ 他科と連動すべき病態・システム
1.産科救急の麻酔
2.肺塞栓症
3.妊産婦の心血管疾患
4.妊産婦の脳卒中
5.心停止後脳障害(蘇生後脳症)
6.本プログラムを生かすための院内整備