『在宅新療0-100』は,0歳~100歳までの在宅医療と地域連携を考える専門雑誌です。
弊誌は誌名のとおり,0歳の子どもから100歳を超える高齢者,障害や疾病をもち困難をかかえるすべての方への在宅医療を考えることのできる雑誌であることをめざしています。
すべての方の生活の場での日々の暮らしを支える医療,看護,ケア,さらに地域包括ケアシステムと多職種連携までを考えます。
特集:非専門医でもわかる;心不全の在宅医療のコツ
企画・構成:弓野 大(ゆみのハートクリニック)
【特集にあたって】
“医療モデル”と“生活モデル”の融合で,在宅心不全患者を支える
弓野 大(ゆみのハートクリニック)
【総 論】
高齢者心不全を診るコツ
猪又 孝元(北里大学北里研究所病院)
【地域に暮らす心不全患者を支える】
心不全患者を地域で支える連携のコツ
齋藤 慶子(ゆみのハートクリニック)
在宅医療における心不全患者の意思決定支援のコツ;事例からの振り返り
岩本 ゆり(楽患ナース訪問看護ステーション)
【心不全の病態変化への対処とコツ】
病期に分けた在宅医療実践のコツ;在宅移行期,安定期,終末期
田中 宏和(ゆみのハートクリニック)
在宅でこそできる心不全症状緩和のコツ;「心」をいやす心不全治療
松口 武行(松口循環器科内科医院)
在宅医療における心不全急性増悪時の対処のコツ
候 聡志(東京大学医学部附属病院)
在宅における利尿薬使用のコツ
鈴木 豪(東京女子医科大学心臓病センター)
【特別論稿】
心不全の特殊治療への対応のコツ;アミオダロン,ジゴキシン,トルバプタン,デバイスなど
渡邉 雅貴(東京医科大学)
連 載
巻頭グラフ
●家で暮らす“人”を“良”くする 在宅レシピ帖 (16)
不足しがちな栄養素を凝縮 めかじきとほうれんそうのドリア
塩野﨑 淳子(訪問栄養サポートセンター仙台)
●その対応に自信アリ!? 在宅でもここまでしたい 褥瘡管理の実践と知識 (2)
皮膚科医として伝えたい,皮膚の症状の表現方法(その2)
袋 秀平(ふくろ皮膚科クリニック)
専門知識
●教えて!小児在宅 知りたいアレコレ,聞きたいポイント (16)
小児在宅におけるTPPVの管理(その1) 適応となる病態と管理の注意点
石渡 久子(子ども在宅クリニックあおぞら診療所墨田)
●認知症の人との向き“愛”方 看取りまで寄り添う認知症支援 (14)
支援を通した学び(その3);薬物療法の“コツ”~その2~
山内 勇人(社会医療法人敬和会佐伯保養院)
●在宅医療現場でおさえておくべき MDRPUの予防と管理 (2)
MDRPUとの鑑別が必要な創傷
安部 正敏(札幌皮膚科クリニック)
●ロコモを知り,ロコモを防ぐ 在宅で取り組みたいロコモ対策 (5)
ロコモの改善 ロコトレ,ロコモに関連した治療
安部 能成(千葉県立保健医療大学)
実 践
●薬剤師が伝えたい 在宅医療に必要な薬の知識 (16)
相互作用(その16);ビラスチン錠VSジルチアゼム塩酸塩錠
鷹野 理(三井記念病院)
●在宅がん看護のあり方と魅力
事例から読み解く 在宅がん看護のレシピ集 (5)
家族関係が複雑ながん患者でも家で看れます
田代 真理(JCHO東京新宿メディカルセンター)
●どくとる元商社マンボウ在宅記 (最終回)
学びは続く 専門医試験へのチャレンジ
太田 敦(医療法人ゆうの森たんぽぽクリニック)
運営・制度
夢も苦労もてんこもり 訪問看護ステーション運営七転び八起記 (15)
発展期(その1);スタッフ教育は日々のアウトプットが大切!
福田 裕子(まちのナースステーション八千代)
体 験
●在宅あるある絵日記 今日も訪問日和 (3)
患者さんまでの,遠く曲がりくねった道のり
永井 康徳(医療法人ゆうの森,他)
●私の在宅履歴書 縁あって始めました (16)
水から学び続けるために
鶴岡 優子(つるかめ診療所)
対 談
●care well cafe 秋山正子さんに聞く (16)
「その人らしく」暮らすをガムシャラに支えてきました;その思いごと,次の世代に託したいです
第16回ゲスト/弓削田 るみ子(特定非営利活動法人たんがく)