重症心身障害児のトータルケア

重症心身障害児のトータルケア

新しい発達支援の方向性を求めて 改訂第2版

  • 定価 5,280円(税込)
  • 監修:浅倉次男(社会福祉法人さくらんぼ共生会児童発達支援センターころころ遊園)
  • 2版・B5・400ページ・並製
  • 発行年月:2017年09月
  • ISBN 978-4-89269-934-4
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

初版から11年。ついに改訂第2版刊行。
重症心身障害児のケアにあたって、その概要や、発達支援を考慮した
具体的なかかわりが学べる、多職種に有用な一冊。

【本書の概要】
重症心身障害児を理解するにあたって必要となる基本的な知識に始まり、疾患・症状の解説、ケアのポイントや生活上の留意点、各職種や患者・家族の視点、多職種連携とチームワークなど多岐にわたり紹介。

【改訂のポイントと特徴】
・新規の情報を盛り込むとともに、初版に比べ情報が約100ページ分増量。
・医師、看護師、歯科医師、理学療法士、作業療法士、保育士、臨床心理士、教員ら多職種による専門的な知識に加え、患者・家族の思いまでを紹介。
・豊富な写真や図表。
・見やすさ・読みやすさ・手軽さを考慮し、判型変更、デザイン・レイアウト刷新。


【関連書籍】
『ケアの基本がわかる 重症心身障害児の看護』
『ケアの基本がわかる 重症心身障害児の看護計画』
『小児看護』2017年7月号特集「てんかんをもつ子どもと家族への支援;将来を見据えた支援を考える」
『小児看護』2016年12月号特集「高次脳機能障害のある子どもへの支援」
『小児看護』2014年7月増刊号特集「小児の在宅看護;子どもと家族を主体とした支援」

I.重症心身障害児とは

A.重症心身障害児をケアする医療職員の倫理観
B.重症心身障害児の概念と定義
C.重症心身障害の発生原因と疾病
D.重症心身障害児の歴史
E.超重症児(者)の定義・実態・対応
F.重症心身障害児(者)のインフォームドコンセント
G.重症心身障害児の法的支援
H.重症心身障害児の教育
I.重症心身障害児の療育とQOL

II.臨床実践のポイント

A.バイタルサインのチェックと観察の留意点
B.発達評価に基づいた発達促進のための接し方と遊び
C.食事ケアの目標と達成留意点
D.排泄ケアの目標と達成留意点
E.重症心身障害児のスキンケアと入浴
F.緩和ケア・看取りの目標と達成留意点
G.在宅ケアの留意点;病棟における在宅ケアをとおして

III.合併症に対する留意点医学的視点からみたケアのポイント

A.てんかん
B.精神神経科
C.消化器(腫瘍を含めて)
D.呼吸器
E.循環器
F.ホルモン,代謝障害
G.整形外科
H.皮膚
I.歯科・口腔外科;重症心身障害児に対する口腔ケア

IV.生活環境の整備と留意点

A.衣類について
B.住居,生活機器,自助具,補装具
C.WHOが示す生活環境の考え方とユニバーサルデザイン
D.心の安らぎ

V.重症心身障害児を取り巻く人々からのメッセージ

A.父親の役割と子どもへの思い
B.重症心身障害児の生きる喜び
C.わかってほしい兄弟(姉妹)の気持ち
D.医師(主治医)の立場から;重症心身障害児のQOL
E.病棟看護師の立場から
F.臨床心理士(臨床発達心理学)の立場から
G.児童指導員の立場から
H.保育士の立場から
I.理学療法士の立場から;快適に生活するために
J.作業療法士の立場から;家族支援に視点をおいて
K.教師の立場から
L.栄養管理者の立場から

VI.重症心身障害児施設職員の連携・チームワークと施設運営

A.施設職員と家族の連携
B.リハビリテーションにおけるチームワーク
C.実習生(看護師・理学療法士・作業療法士ら)を受け入れる立場から
D.重症心身障害児施設とネットワーク
E.行事について
F.重症心身障害児(者)施設のあり方とこれからの役割

VII.エピソード

A.重症心身障害児(者)と私
B.重症心身障害児施設で学んだこと

VIII.関連学会(研究会)の紹介と研究動向

関連学会(研究会)の紹介と研究動向

関連書籍

  • 在宅新療0-100 2019年4月号
  • 診療報酬まるわかり 小児の入退院支援と訪問看護 実践ガイド
  • 小児看護 2024年10月号
  • 小児看護 2023年8月号
  • 小児看護 2023年12月号

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