改訂第4版 救急隊員標準テキスト絶版
- 定価 7,040円(税込)
- 編集:救急隊員用教本作成委員会
- 4版・A4・332ページ・並製
- 発行年月:2013年02月
- ISBN 978-4-89269-795-1
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
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本書は、「救急蘇生に関するガイドラインの改正」(2010年)、ならびに総務省消防庁と厚生労働省が行った「消防法改正」(2009年)などに対応するために改訂しました。
救急医学・医療の周辺がダイナミックに進化し続けていることもあわせ、最新の知見に基づき、救急隊員が必要とする知識を網羅し、日々の活動に活かすことができる書です。
第1編 救急業務の総論
1 救急業務の沿革と意義
救急業務の始まり/救急業務の法制化と展開/救急業務体制の新たな課題
2 救急業務の運用体制
救急業務運用体制/救急隊/応急手当普及業務/メディカルコントロール
3 救急医療体制
救急医療機関の分類/救急医療情報システム
4 関係機関との連携
医師会,医療機関との連携/警察との連携/保健所との連携/福祉事務所との連携
5 救急業務の関連法規
医療法/医師法/保健師助産師看護師法/救急救命士法/その他
6 社会保障と社会福祉
社会保障とその仕組み/医療保障/年金保険制度/生活保護制度/高齢者の保健福祉/介護保険制度/主な関連法規
第2編 救急業務の各論
1 基本的救急活動
救急活動の原則と留意点/救急現場活動/医療機関の選定/傷病者の搬送と車内管理/医療機関到着時の措置/関係機関への通報/活動後,帰署(所)後の措置/特異な救急活動
2 救急活動の記録
救急活動記録の目的/救急活動記録票/救急蘇生統計(ウツタイン様式の活用)/検証票
3 救急活動と通信連絡体制
救急無線などによる通信連絡体制/救急管制/口頭指導
第3編 救急医学
1 救急医学の基礎
医学概論/解剖・生理
2 観察と判断
状況評価/傷病者観察の流れ/生理学的評価/主訴と現病歴などの確認/全身の観察/各種資器材による観察/局所の観察/搬送中の観察(観察の継続)
3 救急症候と緊急度・重症度判断
心肺停止/ショック/呼吸困難(呼吸不全)/意識障害/麻 痺/頭 痛/めまい/胸痛・動悸/腹 痛/腰痛・背部痛/喀血・吐血・下血/外 傷/熱傷・電撃症(傷)/中 毒/溺 水/異 物/環境障害/その他の創傷の処置等
4 特殊病態と緊急度・重症度判断
小 児/高齢者/産婦人科・周産期/精神障害/放射線障害
5 応急処置
応急処置総論/応急処置各論
第4編 災害と多数傷病者対応
1 災害とは
災害の定義と分類/災害に関する法律
2 多数傷病者対応
活動の原則/3Tの確立/現場の救急活動/現場指揮本部
3 他機関との連携
医 療/警 察/自衛隊/海上保安庁/その他(地方公共団体)
第5編 救急資器材
1 観察用資器材
体温計/検眼ライト/舌圧子耳鼻電灯/聴診器/血圧計/鉗 子/舌圧子/開口器/喉頭鏡/パルスオキシメーター/心電計/心電図伝送装置
2 呼吸循環管理用資器材
エアウエイ/バイトブロック/酸素吸入用マスク/流量計付き加湿酸素吸入装置/吸引器/人工呼吸器/自動式心マッサージ器/自動体外式除細動器/心肺蘇生法用背板/ショックパンツ/輸液ポンプと輸液セット
3 創傷等保護用資器材
滅菌ガーゼ/絆創膏/包 帯/三角巾/止血帯
4 搬送・固定・保温用資器材
搬送用資器材/固定用資器材/その他の保温・搬送用器材
5 消毒用・感染防止用資器材
各種消毒器/各種消毒剤/救急隊員の感染防止用資器材
6 その他の応急処置用資器材
はさみ/ピンセット(鑷子)/滅菌ゴム手袋/膿 盆/汚物入/臍帯クリップ/手洗器/ビニール製靴カバー/手洗刷毛/万能ハンマー/リングカッター
第6編 感染防止と消毒
1 感染防止
傷病者の感染防止/救急隊員の感染防止/感染予防に関する法律
2 消 毒
消毒とは/消毒の区分/滅菌・消毒の対象/滅菌・消毒の方法/その他の留意事項
付 録
1 救急医療機関での診療
救急診療の特徴/救急診療の基本的な流れ/緊急検査
2 病院実習
病院実習の目的/病院実習の心構え/病院実習の確認ポイント/救急外来/X線撮影室/手術室/病 棟/病院実習の記録について/カンファレンス
3 付 表
消防学校の教育訓練の基準〔抄〕/救急隊員の行う応急処置等の基準/救急業務実施基準/救急業務実施基準で定める救急自動車に備える資器材/消防職員に対する専科教育(救急科)
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