改訂第2版 医療安全管理実務者標準テキスト

改訂第2版 医療安全管理実務者標準テキスト

  • 定価 6,270円(税込)
  • 監修:一般社団法人日本臨床医学リスクマネジメント学会
  • 編集:日本臨床医学リスクマネジメント学会テキスト改訂編集委員会
  • 2版・260ページ・並製
  • 発行年月:2021年02月
  • ISBN 978-4-86719-013-5
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

1つでも多くの医療事故を防ぐために…
起きてしまった医療事故の再発防止のために…

 

初版の発刊から4年が経過し、医療事故調査・支援センターによる「医療事故の再発防止に向けた提言」も出されている。また、医療法をはじめとした法令の改正があり、特定機能病院における医療事故の教訓から、医療法人のガバナンスの強化や特定機能病院の承認要件の見直しなど、医療安全管理体制の充実が図られている。この改訂版は、これらの最新の動向を盛り込み、医療安全に関する基本的事項を学び、すぐにでも現場で職務を遂行できるようなガイドマップであることを目指して作られた。

Ⅰ 総 論

第1章 医療安全管理とは

第2章 医療安全に関する用語の解説

第3章 医療安全管理の歴史

第4章 医療事故の法的責任

第5章 医療安全の組織
1 総 論
2 病院・診療所
3 医療スタッフの労働環境

第6章 医療安全マニュアルの作成とその改訂

第7章 医療事故発生のメカニズムとアプローチ

第8章 産業界の安全管理の歴史ー他の産業から学ぶ医療安全管理の手法ー

第9章 医療安全への新しいアプローチ
1 レジリエンス・エンジニアリング理論に基づく安全マネジメントへの統合的アプローチ
2 診断エラー

Ⅱ 各 論

第1章 医療安全管理者の実務
1 医療安全管理者の役割
2 インシデント・アクシデントレポートの収集
3 インシデント・アクシデントレポートの分析
4 院内巡視
5 院内医療安全研修

第2章 医療事故防止に対する院内の取り組み
1 医薬品安全管理
2 RRS・コードブルー(code blue)
3 チーム医療
4 チームSTEPPSーエビデンスに基づいた「チーム医療2.0」ー
5 M&Mカンファレンス
6 環境改善(5S)
7 KYT
8 FMEA(故障モードと影響解析)
9 警報学概論ー医療現場で医療機器のアラームを有効活用するためにー

第3章 病院内の医療安全(部署別管理者の注意点)
1 施設管理者(病院長、医院長)
2 救急外来
3 薬 局
4 放射線部門
5 臨床検査部門
6 臨床工学部門
7 リハビリテーション部門
8 患者・家族の相談・苦情対応

第4章 状況別医療安全
1 ダブルチェック
2 患者取り違え
3 転倒・転落
4 身体拘束
5 チューブトラブル
6 誤嚥防止
7 誤薬防止
8 皮膚障害
9 異型輸血
10 在宅医療

第5章 重大事故発生後の対応と再発防止
1 重大事故発生後の院内対応(病院管理者)
2 重大事故発生後の院内対応(当事者・対応者)
3 院内事故調査委員会
4 死因究明ー解剖の種類と役割ー
5 異状死体の届け出
6 医療事故後のメンタルヘルス支援
7 コンフリクト・マネジメントの概念ー重大事故が発生した際の対応としてー
8 医療メディエーション
9 重大事故発生後の対応における注意点

第6章 災害時におけるリスクマネジメント
1 病院火災発生時の実践的初動対応について
2 病院のBCP・HICS
3 電子カルテシステム障害への対応と準備

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