緊急度判定支援システム JTAS2023ガイドブック

緊急度判定支援システム JTAS2023ガイドブック

  • 定価 3,960円(税込)
  • 監修:一般社団法人 日本救急医学会
  • 監修:一般社団法人 日本救急看護学会
  • 監修:一般社団法人 日本小児救急医学会
  • 監修:一般社団法人 日本臨床救急医学会
  • 監修:一般社団法人 日本在宅救急医学会
  • 第3版・B6・128ページ・並製
  • 発行年月:2023年03月
  • ISBN 978-4-86719-062-3
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

本書は、カナダのCTAS(Canadian Triage and Acuity Scale)を原型として開発された JTAS(Japan Triage and Acuity Scale)の構成を理解し,その使用法を解説するJTASガイドブックの第3版となります。

近年の爆発的な感染症の広がりにより、緊急度判定の重要性は高まっています。JTAS2023では、このような状況をふまえ、新たに「新興感染症(COVID-19)」「高齢者」「脳死とされうる状況」「虐待」「被ばく」などを追加しました。

2021年より開催されている「JTAS認定プロバイダーオンラインコース」について紹介し、「デジタルリテラシー」についても言及しています。世界的にみても高齢化先進国であるわが国の緊急度判定支援システムが社会のセーフティネットとして機能することが必要であり、救急医療ならびに幅広い領域において本書が広く活用され精錬されていくことが期待されます。

序章 JTASのあゆみ
Ⅰ JTASの構築過程
Ⅱ 主たる症候リスト
Ⅲ JTAS認定プロバイダーコース
Ⅳ オンラインJTASコースとデジタルリテラシー

第1章 モジュール1 緊急度判定の基本
Ⅰ 学習目標
Ⅱ 学習内容のアウトライン
Ⅲ 緊急度判定とは何か?
Ⅳ 救急患者固有の特徴
Ⅴ 緊急度判定を行う看護師(トリアージナース)の特性
Ⅵ 緊急度判定に必要な技術
Ⅶ 緊急度判定の過程
Column:Rapid Response System とJTAS
救急隊の現場トリアージとJTAS

第2章 モジュール2 JTASの適用と成人の緊急度判定
Ⅰ 学習目標
Ⅱ 学習内容のアウトライン
Ⅲ JTASレベル
Ⅳ 主たる症候リスト
Ⅴ JTASレベルの判定
Ⅵ 1次補足因子
Ⅶ 緊急度判定
Ⅷ 待合室での再評価

第3章 モジュール3 JTASの適用と小児の緊急度判定
Ⅰ 学習目標
Ⅱ 学習内容のアウトライン
Ⅲ 小児における緊急度判定
Ⅳ 成人と小児の緊急度判定の比較
Ⅴ 成人と小児の緊急度判定の相違点
Ⅵ JTAS の5段階緊急度判定レベル:小児での具体例
Ⅶ 重症感―小児初期評価の3要素
Ⅷ 主たる症候
Ⅸ 自覚症状の評価
Ⅹ 小児でとくに考慮すべき事項
Ⅺ バイタルサイン―生理学的評価
Ⅻ 非生理学的パラメーター
Ⅷ まとめ
Column:埼玉県AI 救急相談

第4章 モジュール4 特別な病態
Ⅰ 学習目標
Ⅱ 学習内容のアウトライン
Ⅲ イントロダクション
Ⅳ 2次補足因子
Ⅴ 特殊な病態
Ⅵ 緊急度判定を行う際の潜在的なピットフォール(落とし穴)
Column: 日本救急医学会・日本臨床救急医学会による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)               患者急増の際の入院優先度判断の考え方について
新型コロナウイルスワクチンの副反応とその症状
秋田県におけるAkiTAS(Akita JTAS)の介護施設への導入
介護施設の諸問題

付録
付録A 主たる症候リスト
付録B コーマスケール
付録C 体温測定
付録D 小児患者の評価
付録E 小児疼痛スケール
付録F 年齢によるバイタルサインと標準偏差
付録G トリアージナース
付録H 診療報酬とJTAS
付録 I 緊急度とは
付録J 倉敷中央病院の救急外来における来院時の主たる症候
(2018年・2021年)

JTAS認定プロバイダーコース

https://jsem.me/training/ctas/index.html

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