ドクターヘリハンドブック
ドクターヘリ安全運航のために
- 定価 5,500円(税込)
- 監修:日本航空医療学会
- 編集:日本航空医療学会ドクターヘリハンドブック編集委員会
- 1・A4・158ページ・並製
- 発行年月:2015年11月
- ISBN 978-4-89269-877-4
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
厚生労働後援で年に2回開催をされているドクターヘリにおける実務の標準化と安全教育の必要性を最優先解題とした講習会、「ドクターヘリ講習会」が開催されています。
講習会で使用するテキストは、ページ等の制限により十分な内容にはなっていなかったため、その不足を補うためにこれまでの講習会をはじめとした安全運航に関する様々な取り組みをまとめあげました。
講習会受講者はもとより、ドクターヘリ運航に関わるすべての職種の方々に大変有用な一冊です。
巻頭言
刊行にあたって
編集委員会・執筆者一覧
ドクターヘリ使用機種の紹介
ドクターヘリ基地病院
第1章ドクターヘリとは
Ⅰドクターヘリ総論
1ドクターヘリとは
2ドクターヘリはなぜ必要か
3ドクターヘリはなぜ国として導入されたのか
4ドクターヘリの現状と効果
5航空法の改正について
6通信について
7ドクターヘリ今後の課題
8ドクターヘリとこれからの新しい救急医療体制
Ⅱ世界の救急ヘリコプター―その発展と安全―
1ドイツ
2スイス
3米国
4英国
Ⅲ航空法令とドクターヘリ
1航空法の目的
2ドクターヘリ運航と航空法
3ドクターヘリ離着陸と航空法
第2章ドクターヘリの実際
Ⅰヘリコプターの基礎知識
1ヘリコプターとは
2ヘリコプターの飛行原理
3ヘリコプターの構造と機構
4ヘリコプターの性能,特質
Ⅱドクターヘリの運航と通信システム
1運航管理とCS
2通信システム
Ⅲドクターヘリ運航上の安全管理
1AMRM
2ドクターヘリにおける飛行可能な気象状態
3ドクターヘリフライトクルーの要件
4ドクターヘリ運航一般
5感染対策
6ドクターヘリミッションの特徴
Ⅳドクターヘリ運航にかかわる費用
1ドクターヘリの運航費用
2ドクターヘリ導入の費用対効果
第3章日本のドクターヘリシステム
Ⅰドクターヘリシステム概論
1情報管理
2消防機関の役割
3ドクターヘリと消防防災ヘリ
4ドクターヘリとメディカルコントロール
5ランデブーポイントとその活用
6高速道路離着陸の要点
7夜間飛行
Ⅱドクターヘリ出動要請基準
Ⅲ固定翼機による患者搬送(経験と今後の展望)
1固定翼機の必要性
2固定翼機の長期運航の試み
3運航クルー
4出動区分
5搬送要請
6運航実績
7冬期運航の問題点
8メディカルウイングの特徴―ヘリコプターと比較して―
9運航費
10考察
第4章ドクターヘリでの医療
Ⅰ航空機による患者搬送に必要な航空医学
1航空生理学の基本的知識
2高度とその環境
3飛行が身体生理に与える影響
Ⅱドクターヘリ内での医療
1ドクターヘリに必要な医療
2ヘリコプター搬送での注意
3ドクターヘリ搭載の医療資器材・医薬品
4ドクターヘリ医療活動中の二次災害予防
Ⅲ現場活動と医療機関との連携
1現場活動
2転院搬送
3現場での診療
4災害対応
第5章フライトナースの活動
Ⅰフライトナースの役割と出動までの準備
1わが国のフライトナースの誕生
2フライトナースに求められるもの
3フライトナースの役割
4複数傷病者の対応
5災害時の対応
Ⅱ機内と現場での活動
1出動時,ヘリコプター機内で行うこと
2現場での活動
3搬送
4搬送先での申し送り
5医療機器・医療物品・薬品の管理,保守
Ⅲ医療機関での活動
1患者の安全な移動
2患者の申し送り
Appendix略語一覧(医療・航空)
◆医療関係
◆航空関係
索 引
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