賢者の規範「医療事故調査制度」
- 定価 1,320円(税込)
- 編:有賀 徹(昭和大学病院院長)
- 編:水谷 渉
- 1・新書・166ページ・並製
- 発行年月:2016年02月
- ISBN 978-4-89269-873-6
- ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。
第1部 医療事故調査制度を正しく理解しよう
はじめに
1.医療事故調査制度の成り立ち
2.大綱案に至った背景
コラム:モデル事業の成果と反省
3.現行の医療事故調査制度の特徴
4.医療事故調査制度の登場人物
⑴ 病院等の管理者
⑵ 医療事故調査等支援団体
⑶ 医療事故調査・支援センター
⑷ 遺族
5.医療事故の定義
⑴ 患者が死亡していること
⑵ 提供した医療に起因するものであること
⑶ 管理者が予期していないこと
6.センターへの事故報告
7.院内医療事故調査
⑴ 院内医療事故調査の困難さと危険
⑵ どんな調査を行えば良いのか
⑶ 支援団体の役割
⑷ 医療事故調査委員会の設置
⑸ 院内事故調査の費用を賄う仕組み
8.第三者機関への調査結果報告
9.遺族への説明について
10.センターの調査
11.報告書の刑事捜査や裁判への転用
12.まとめ
第2部 医療事故調査制度が正しく運用されるには
【座談会:有賀 徹・中島和江・中島 勧・三木 保・水谷 渉・吉田謙一・米村滋人】
医療事故調査制度の目的をどう捉えるか
既存の調査制度と新しい制度との兼ね合い
本制度の功罪
どのような事例を俎上に載せるのか
東京都医師会の対応について
第三者招聘の意味と要否
事故調査のリーダーや調査委員に求められる人間的な資質
外部委員の位置づけ
調査報告書の取扱いについて
医療安全に関わる人材の育成のあり方
支援センターに期待される役割