PEMECガイドブック2017

PEMECガイドブック2017絶版

救急隊員による疾病の観察・処置の標準化

  • 定価 2,200円(税込)
  • 監修:日本臨床救急医学会
  • 編集:日本臨床救急医学会 PMEC検討小委員会
  • 編集協力:日本臨床救急医学会 小児救急委員会
  • 初版・B6判・184ページ・並製
  • 発行年月:2017年02月
  • ISBN 978-4-89269-919-1
  • ※記載されている所属・肩書は、出版当時のものです。

【新版のお知らせ】
この商品には新版があります。新版についてはこちらをご覧ください。


【お知らせ】
第1版第4刷(2018年10月10日発行)より、コースで利用しやすくするため、ケースシナリオとケースマップに補足・修正が加えられました。ウェブ掲載のPDFをアップデートしましたので、3刷までをお持ちの方も、本書p.58のQRコードからアクセスし、ご活用下さい。(2018.10.22)


急性疾病の傷病者に対する現場活動を標準化!

 

「このたび,日本臨床救急医学会は検討を重ねてきたPEMECガイドブック2017 を上梓します。PEMECは,わが国の外傷病院前救護の標準化に大きく貢献してきたJPTECを内因性の疾病に当てはめたものと考えていただければ理解が容易と思います。内因性であっても心肺停止に対する標準的な対応は,JRC蘇生ガイドラインに準拠したBLSおよびALSとしてすでに普及していますのでPEMECでは取り扱いません。また,疾病の中でもとくに重要な脳卒中と意識障害に的を絞りPEMECに先行して標準化されたPSLSとPCECの基本的な内容はPEMECの一部として包括された概念になりました。」

  (「監修にあたって」より)

本書の特徴

①「ハイリスク傷病者」「内因性ロード&ゴー」「バイタルサインにおける緊急度分類」といった基準を用いて重症以上の判断ができるようになっています。さらに,個別の病態や症候については救急現場で遭遇する頻度の高い14 種類について「症候別緊急度分類」を定めました。

②脳卒中や意識障害に対してはPEMECからPSLSやPCECのアルゴリズムに移行できるように工夫されています。

③呼吸困難,動悸,胸痛,腹痛,めまい・ふらつきなど,内因性の16症候の初期対応について詳述。それぞれの症候のケースシナリオ・ケースマップを掲載し,シナリオ・マップは本書内掲載のQRコードから,すべてウェブ上でも閲覧可能。お手持ちの端末でいつでもどこでもご覧いただけます。

I イントロダクション

1 PEMECの位置づけ
2 PEMECとPCEC,PSLS,JPTEC
3 PEMECの概略
4 PEMECと緊急度判定体系

II PEMECアルゴリズム

1 概 要
2 Step 1:状況評価
3 Step 2:初期評価
4 Step 3:情報収集およびバイタルサインの測定
5 Step 4:判 断
6 Step 5:全身観察/重点観察
7 Step 6:評価・ファーストコール・特定行為
8 Step 7:車内活動

III 状況評価

1 119番通報
2 感染防御
3 携行資器材の確認
4 現場確認,安全確認
5 傷病者数の確認,応援要請の要否
6 外傷の除外

IV 初期評価と処置

1 初期評価
2 気道・呼吸の評価と処置
3 循環の評価と処置
4 意識障害の評価と処置
5 体温の評価

V 情報収集およびバイタルサインの測定

1 情報収集
2 バイタルサインの測定

VI 判 断

1 PSLSへ移行する場合の判断基準
2 輸液プロトコルの適応
3 ブドウ糖投与プロトコルの適応

VII 全身観察/重点観察

1 頭部の観察
2 顔面の観察
3 頸部の観察
4 胸部の観察
5 腹部の観察
6 意識レベルの評価と神経所見の観察

VIII 評価・ファーストコール・特定行為

1 評 価
2 ファーストコール
3 医療機関の選定

IX 車内活動

 

X チームワーク

1 ブリーフィング
2 役割分担と再配分
3 リーダーシップ
4 コミュニケーション
5 デフュージングとデブリーフィング

XI 症候別各論

 PEMECのシナリオシミュレーション

 1.痙攣
 2.頭痛
 3.めまい・ふらつき
 4.しびれ・麻痺
 5.呼吸困難
 6.動悸
 7.胸痛
 8.背部痛
 9.腰痛
 10.血尿・側腹部痛
 11.固形異物誤飲
 12.悪心・嘔吐
 13.腹痛
 14.喀血・吐血
 15.下痢
 16.下血・不正性器出血

関連書籍

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  • 改訂第2版 JPTECインストラクターテキスト【売り切れ】
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