改訂第2版 DMAT標準テキスト

¥ 5,720 税込

商品コード: 978-4-89269-859-0

関連カテゴリ

  1. 書籍・雑誌
数量

日本集団災害医学会監修の『DMAT標準テキスト』第1版第1刷は2011年の2月に刊行されました。しかし、同年3月11日には東日本大震災が起こり、直ちに東日本大震災におけるDMAT活動、DMAT活動要領改正、用語の修正等のコラムを追加して「増補版」を刊行しました。

しかし、東日本大震災は地震、津波に加え、福島第一原子力発電所事故など、未曾有の複合災害の様相を呈しました。そのため、被災地でのDMAT活動は多岐にわたり、その後の改正点などを整理するために今回の『DMAT標準テキスト改訂第2版』を刊行することとなりました。



本書では東日本大震災の教訓を「新たな防ぎえた災害死」という観点から整理し、DMAT活動の戦略を局地災害と広域災害の局面から捉えなおし、また、熱傷、被ばく医療、津波肺、公衆衛生的活動(感染症サーベイランス・ラピッドアセスメント・保健所と保健師の役割)、固定翼機による医療搬送(透析療法患者の広域医療搬送)など、DMATが知っておくべき災害時の知識の充実にも努めました。本書の目的はDMAT隊員のみならず、災害に携わるさまざまな職種の方々に災害医療の基本知識、手技やDMATとの連携を理解していただき、共通の言語で災害医療に取り組んでいただくことにあります。